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新型コロナに打ち勝つ栄養学

新型コロナ拡大が続く中、「自分の健康は自分で守る」方法について、管理栄養士の立場からお話しします(文責:管理栄養士 野田恭子)

大事なことは、菌に打ち勝つだけの免疫力をつけておくこと。一体免疫力を高めるにはどのようにすればいいのでしょうか

具体的には健康の三原則「睡眠、栄養、運動」と「菌をつけない(マスク、手洗い)」の四原則をしっかりと身につけることです。

免疫力を高めるには腸の状態をよくすることが重要なポイントになります。

そのためには

①栄養バランスの良い食事をすること

②規則正しい食事を3食とること

です。

免疫細胞そのものを活性化させる栄養素はタンパク質、抗酸化力と粘膜を強くするビタミンAとE、体の調子を整えるビタミンCそして亜鉛や鉄分、カルシウムなどのミネラル類なども免疫細胞の強化には必須栄養素です。

栄養で大切なことは、この食品だけがいいというものはありません。お互いの長短を補って免疫力を高めるのでいろいろな食品を組み合わせたバランスのとれた食事を1日3食食べること。

内容は「主食」「主菜」「副菜」の3つをそろえること

主食-ご飯、パン、麺のいずれかを茶碗軽く1杯

主菜-大きなおかず(肉、魚、卵、大豆製品から1つと野菜)

副菜-小さなおかず(野菜か海藻)

中でも1日1食は「ネバネバ食品」オクラ、納豆、山芋、里芋、モロヘイヤ、つる紫、めかぶなどを食べることです。ネバネバ食品の正体は「ペクチンという食物繊維」と「ムチン」という糖タンパク質です。

ペクチンは腸内の善玉菌を増やすため、整腸作用を促し、便秘を防ぐ効果があります。また体内でコレステロールが吸収するのを防ぐ作用があります。ムチンは胃腸を保護する働きが期待され、タンパク質の分解を促進する酵素を含みます。この働きから疲労回復すなわち免疫力アップにつながります。

例えば

朝食ー軽く1杯のご飯、納豆とオクラの混ぜ混ぜ食品、里芋とねぎの味噌汁

昼食ー山かけうどん、冷奴、つる紫のお浸し

夕食ー軽く1杯のご飯、鮭のホイル焼(鮭、なめこ、ほうれん草)、めかぶときゅうりの酢の物

などです。菌に打ち勝つ強い体を作るのはあなた自身です。毎食毎日の食事があなた自身を作るのです。

もう一度あなたの食事を見直してみましょう。

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